「嫁(かあちゃん・彼女)の洗顔料でもいい?」
「女性用の洗顔料の方が肌に良さそう」
と思い実際に使ってみようと思ったけど『ちょっと待てよオレ男だし、女性用の洗顔料を使っても大丈夫なん?』と躊躇していませんか?
結論:女性用の洗顔料を男性が使っても大丈夫です。
ただし、肌質によっては合わない場合も。
というコトで、この記事では、
- 女性用と男性用の洗顔料の違い
- どんな男性なら女性用が合うのか?
- 男性でも使いやすい女性用洗顔料のおすすめ
などをわかりやすく解説します。
管理人自分の肌に女性用が合うかチェックしてね!
女性用の洗顔料と男性の洗顔料の違いは肌質へのアプローチの違い


女性の肌と男性の肌では見た目からして違うので、女性用と男性用の洗顔料も肌質に合わせて中身がまったく違います。



男性の肌はゴツゴツ、女性の肌はモチモチ
男性は皮脂分泌が多く肌が厚いのに対して、女性は乾燥しやすく敏感な肌質の人が多い。
これを理解せずに「女性用の洗顔料でもいいか」と使うと、思わぬ肌トラブルになることも。
それでは順に見ていきましょう。
皮脂の分泌量の違い
男性の皮脂分泌量は女性の約2〜3倍。
男性用の洗顔料は皮脂をしっかり除去する強めの洗浄成分が配合されています。
女性用の洗顔料は「洗いすぎない設計」。マイルドな洗浄成分を使い、うるおいを守る作りになっています。



顔面テカテカ女子ってあまり見ませんよね
つまり、男性が女性用を使うと皮脂が残りやすく洗い残し感があり、女性が男性用を使うと洗いすぎてガビガビになる。コレは、洗浄力設計の違いが原因。
肌の厚みの違い
男性の肌は女性より約25%厚いといわれています。
角質層(肌表面の層)が厚いので、外的刺激には強いでぶん、ゴシゴシ洗ってしまいがち。



やわらかいモノに対しては丁寧に扱いますもんね



男性の肌はアウトドアグッズみたいにハードに扱いがち
そのため、ザッと洗ってスカッとするのが男性の洗顔料の特徴。
つまり、同じ“顔を洗う”でも、男性は汚れを落とすケア・女性は守るケアをしているイメージ。
水分量の違い
女性の肌は水分保持力が高くキメが細かいのが特徴。
「キメが細かい肌」は、コピー用紙みたいに表面がツルッとして滑らか。
一方で「キメが荒い肌」は、画用紙や段ボールのようにザラザラして凹凸が目立つ感じです。
一方、男性の肌は皮脂が多く水分量が少ない傾向があります。



つまり「テカるのに乾燥している」状態になりやすい。
このタイプの男性が洗浄力の強い洗顔料を使うと、水分を奪いすぎて乾燥から守ろうとして皮脂が過剰分泌するという悪循環に陥ります。
なので男性はただでさえ少ない水分量を蒸発させないように、洗顔時の皮脂コントロールが重要になってきます。
毛穴の違い
男性の毛穴は女性よりも大きく、皮脂腺も発達しています。
さらに、ひげ剃りによる摩擦や汗の刺激で、毛穴のまわりの角質が硬くなり、毛穴が開いたまま閉じにくくなるという特徴もあります。



よく顔を見たら毛穴だらけでウンザリ
一方、女性の毛穴は男性より小さく、皮脂分泌も穏やか。
この違いがあるからこそ、男性は皮脂汚れをすっきり落とすケアが、女性はうるおいで毛穴を目立たなくするケアがそれぞれ向いています。
女性用の洗顔料を男性が使った時に感じるあるある


女性用の洗顔料を初めて使った男性が感じる「違和感」には、いくつか共通点があります。
もちろん悪い意味ではなく、“いつもと違う不思議な感覚”に驚きます。
女性用の洗顔料を使った時に感じる【あるある】
サッパリしない
男性が女性用の洗顔料を使ってまず感じるのが「サッパリしない」感覚です。
これは、女性用洗顔料がうるおいを残すために洗浄力をあえて弱くしているから。



初めて使った時は『コレちゃんと洗えてるの?』と思ったほど
皮脂を落としすぎると乾燥や小じわの原因になるため、しっとり成分(必要な皮脂を)を残すように設計されています。



ただ、肌に皮脂が残りすぎているとコレも問題。
1週間ほど使い続けて、鼻まわりや額に皮脂が溜まっていく感覚があれば、洗浄力があなたの肌には足りないサイン。
ベタベタする
洗ったのにベタベタする気がする──これもあるあるです。
女性用の洗顔料は「保湿成分が肌に残るように」作られているので、モチモチ感が残り男性の感覚では“洗えていない”と感じることがあります。



モチモチとベタベタが紙一重
特に、保湿成分であるヒアルロン酸やグリセリンなどのしっとり感が多いタイプは、洗い流した後も肌表面に“うるおい膜”を残すん感覚。
実際には汚れは落ちていますが、男性用の「ツルツル・スッキリ」感覚とは真逆の仕上がりなんですよね…。
洗い残しがある感じ
「なんかヌルヌルする」「まだ顔が重い気がする」と感じる人も多いです。



洗い残し感の正体は女性用の洗顔料は保湿成分がたっぷり入っているから。
先程の項目の『ベタベタする』と同じ理由。
女性用の洗顔料にはうるおいを守るためにあえて残している膜があり、汚れが残っているわけではありません。
もし洗い残しが気になる場合は、ぬるま湯(32〜34℃)で、パシャパシャと30回以上すすぐのが理想。
女性っぽい香りがする(笑)
女性は香りで多幸感を感じるため、女性用洗顔料にはリラックス効果を狙った香りづけがされていて、それぞれに特徴があります。



花を貰ったら嬉しいのも、香水が好きなのもソレ。
男性からするとちょっと恥ずかしいかもしれませんが、実はこの香り、副交感神経を落ち着かせてストレスを和らげる効果もあると言われています。



百貨店の化粧品売り場みたいなどぎつい香りの洗顔料には、まだ出会ったことがないので安心を(笑)。
「香りが強そう」と思って敬遠しがちだけど、実際はほのかに香る程度で心地いいというのもあるある。
ドラッグストアでレジに持って行くときに照れる
洗顔料がピンクのパッケージや花のデザインだと、なんとなく手に取りづらい。
最近では女性用洗顔料でもジェンダーレス化が進み、黒やグレーなど落ち着いたデザインも増えてきました。
それでも、女性用コーナーで物色しているときの自分――やっぱりちょっと恥ずかしい(笑)。



レジの店員さんに見られるより、他の客に見られるほうが恥ずかしいんですよね。
とわいえ、どうしても気になる場合は、ネットで購入するのが断然おすすめ。
Amazonや楽天なら人目も気にならず、定期便でまとめ買いもできます。
女性用の洗顔料を使ってもいい男性の特徴


実は、女性用の洗顔料がピッタリ合う男性もたくさんいます。



むしろ、男性用よりも女性用の洗顔料が肌に合うケースも珍しくないんですよ。
以下のタイプに当てはまる人は、女性用洗顔料を試す価値ありです。
女性用洗顔料を試す価値ありの男性
乾燥肌・敏感肌タイプの男性
乾燥や刺激に弱いタイプの男性は、女性用の洗顔料と相性がいい。
女性用は保湿重視で、ヒアルロン酸やセラミドなどのうるおい成分が豊富なんですよね。



男性用だと洗った後すぐつっぱる…そんな人は完全にコレ。
冬場は肌がピリつく・粉をふくという方も、季節の肌質に合わせて男性用よりマイルドな女性用の洗顔料に変えるのもあり。



冬は肌もカッサカサになりますもんね。
皮脂量が少なめで肌がやわらかい男性
皮脂が少なく肌がやわらかい男性は、女性用の洗顔料と相性抜群。



女性のような肌質の男性も最近は多いですよね
洗浄力が強い男性用だと、必要な油分まで落としてしまうことがあるからです。



洗った直後はスッキリでも、30分後にパリパリしてないですか?
女性用の洗顔料なら、優しく皮脂をコントロールして、肌のうるおいを保てます。
ゴシゴシ洗う習慣がない男性
力を入れずに泡で洗うタイプの男性は、女性用の洗顔料を一度使ってみてほしい。
女性用は“やさしく洗う前提”で作られているため、摩擦が少ないほど効果的。なにより、男性用の洗顔料よりも泡が濃厚でなめらかな気がする。



泡の種類も色々あります!
泡立ちが軽い女性用でも、しっかり汚れを包み込む洗い方ができる人は向いています。
普段、水だけで顔を洗っていた男性
「水洗顔だけだった」男性も、女性用洗顔料から始めるのが◎。
女性用の洗顔料は男性用に比べてソフトで自然な使い心地だから抵抗なく続けられます。



いきなり男性用の強洗浄タイプに行くとビックリしますよ。
最初の1本として女性用を選ぶのは、スキンケアを習慣にするうえでも良い入り口になります。
最初は違和感があっても、1週間続ければその“しっとり感”の良さがわかります。
女性用の洗顔料を使わない方がいい男性の特徴


すべての男性に女性用洗顔料が合うわけではありません。
肌質によっては、女性用の洗顔料を使うと逆に肌トラブル(ニキビや臭いなど)につながることもあります。
女性用の洗顔料合わない男性
普通の肌の男性
普通肌の男性は、女性用洗顔料だと洗浄力が足りないことが多い。



“ちょっと優しすぎる”んですよね。
普通肌というのは、乾燥も脂っぽさもそこまで気にならないバランス型。だからこそ、女性用のマイルド設計では皮脂やほこりが落としきれないことがあります。
結果として、女性用の洗顔料だと洗顔後に毛穴が詰まりやすくなったり、Tゾーンがテカりやすくなることも。
昼過ぎにはテカる脂性肌の男性
脂性肌タイプの男性は、女性用洗顔料では皮脂を落としきれません。



いわゆる昭和タイプのアブラぎってる人です。
これは皮脂分泌が活発すぎて、女性用のマイルドな洗浄力では追いつきません。



洗い残した皮脂が酸化して黒ずみやニキビ、さらには悪臭の原因に…。
アブラを大量に発生させることのできる人は、男性用の洗顔料でもパワフルのタイプの使用をお勧めします。
昼休みにアブラを取ったほうがいいカモね
運動や汗をかくことが多い男性
スポーツや外仕事など、汗をかく男性は女性用洗顔料では汚れが残りやすい。
女性用洗顔料はこうした“外的汚れ”をそこまで想定していないため、洗浄力が物足りない場合が多い。



運動後に女性用の洗顔料を使うと、毛穴詰まりやベタつきが残る可能性があります。
このタイプの男性は、ガッツリ系男性用の洗顔料の組み合わせが最強。



スポーツをしていない普段の時は、女性用の洗顔料を使うのはアリ。
飲食などの油ハネが多い男性
飲食業や調理現場などで油煙を浴びる機会が多い男性は、女性用洗顔料では汚れが落ちにくい。



油ハネは普通の皮脂よりも粘性が高く、女性用のやさしい泡では落としきれません。
結果として、毛穴の奥に油が詰まり、ニキビ・ざらつき・くすみが出やすくなります。
このタイプの人は、男性用のディープクレンジング系や酵素洗顔を選ぶと◎。油汚れを分解して、スッキリ清潔な肌をキープできます。
つまり、皮脂が多い・汗をかく・油汚れが多い環境の男性は、女性用より男性用洗顔料が合うということ。
逆に、乾燥肌や刺激に弱い男性は女性用を選ぶと◎。



肌質で使い分けるのが一番賢いやり方です。
男性でも使いやすい女性用洗顔料5選【初心者向け】
ここでは、スキンケア初心者の男性でも肌質が合えば使いやすい厳選5アイテムを紹介します!
それぞれ特徴を見ていきましょう。
プチプラで人気【メラノCC】
プチプラつまり、プチなプライスお求め安くていい商品ってことです。
そんなコスパ最強で男性にも大人気なのが「メラノCC ディープクリア酵素洗顔」です。
ドラッグストアで500円台から買える手軽さも魅力。「女性用の洗顔料を1本試してみたい」という物好きな男性におすすめの入門アイテムです。
| 価格目安 | 約500〜600円 |
|---|---|
| タイプ | クリーム(泡立て必要) |
| 香り | ほんのり柑橘系の香り |
| 特徴 | 酵素×ビタミンC×クレイ(泥)の三つ巴 |
ビオレの女性版【おうちdeエステ ジェル洗顔】
「泡立てずに毛穴ケアできるジェル洗顔」
ジェルをなじませるだけで、汚れをふわっと浮かせ洗い流せるのが強み。
朝は20〜30秒で広げて流すだけの“時短用”、
夜は湯船あがりにやさしく円を描いて“リラックス用”と使い分けしやすいのも◎。



泡立てが面倒・摩擦が気になる男性にちょうどいい一本です。
タイプは「しっとり」「さっぱり」の2種。まずは皮脂が気になりやすい男性はさっぱりからどうぞ。
| 価格目安 | 約1,000円 |
|---|---|
| タイプ | ジェルタイプ |
| 香り | リラックスアロマ |
| 特徴 | 泡立て不要・朝洗顔にも便利 |
オルビスのニキビケア【クリアフル ウォッシュ】
〝繰り返すニキビケアの正解⁉〟
さっぱり系なのに突っ張りにくいバランスで、Tゾーンはすっきり・Uゾーンはやさしめに洗えるのが使いやすいところ。



まずは夜のみ、泡をきめ細かくして“なで洗い”。
フェイスラインのプツっとが気になる人の“基本の一本”に。
| 価格目安 | 約1,300円 |
|---|---|
| タイプ | クリーム(泡立て必要) |
| 香り | 無香料 |
| 特徴 | ニキビケア・低刺激・保湿バランス◎ |
頑固な汚れに酵素パワー【ファンケル ディープクリア】
もう「毛穴のザラつき、見なかったことに」ではやっていけない。
毛穴の奥に詰まった皮脂や古い角質を酵素が分解し、スッキリなのにつっぱららない。



指先で泡を転がすだけで、あの「うっすら残るベタつき」がスッと消える。
毎日使っても大丈夫だけどなんとなく、ご褒美用や、ジムや旅行といった持ち運びにも便利な個包装。
酵素洗顔にありがちな刺激も少なく、女性用でも男性の毛穴汚れにしっかり対応できる万能タイプです。
| 価格目安 | 約1,980円(30個入り) |
|---|---|
| タイプ | 酵素パウダータイプ |
| 香り | ほぼ無香料 |
| 特徴 | 黒ずみ・角栓・ザラつきに◎ |
ちょっとリッチな【カネボウ スクラビング マッド】
「ちょっと贅沢にケアしたい」男性には、カネボウのスクラビングマッドウォッシュがおすすめ。クレイ(泥)とスクラブを配合し、余分な皮脂を吸着しながら古い角質をオフします。
泡立てても使える2WAYタイプで、泡立てずにマッサージ洗顔すればガッツリ毛穴ケア、泡立てれば通常洗顔に。



1本で2通り使える万能タイプです。
価格はやや高めですが、香り・質感・使用感すべてがハイクラス感。
| 価格目安 | 約3,000円 |
|---|---|
| タイプ | クレイ+スクラブタイプ |
| 香り | 上品なフローラル |
| 特徴 | 角質ケア・毛穴ケア・高保湿 |
どの洗顔料も「落としすぎない」+「清潔感のある仕上がり」がポイント。
肌質や使う時間帯に合わせて選ぶことで、失敗せずに“自分に合った1本”を見つけられます。
よくある質問
まとめ|女性用の洗顔料、男も正しく使えば怖くない


女性用の洗顔料は、男性が使ってもまったく問題ありません。



ただし、肌質と合わない洗顔料を使い続けると肌トラブルの原因に
ここで、この記事の要点をおさらいしておきましょう。
| チェックポイント | 内容まとめ |
|---|---|
| 皮脂の分泌量の違い | 男性は女性の2〜3倍の皮脂量。洗浄力の強さに注意。 |
| 女性用を使ったときのあるある | しっとり・香り・ヌルつきは“保湿設計”によるもの。 |
| 女性用を使ってもいい男性 | 乾燥肌・敏感肌・優しく洗うタイプにおすすめ。 |
| 女性用を避けたほうがいい男性 | 脂性肌・汗をかく・油汚れが多い男性はNG。 |
| おすすめの女性用洗顔料 | メラノCCやファンケルなど、男性でも使いやすい5選。 |



女性用洗顔料を選ぶかどうかは、肌質と使うシーンで決めるのがコツです。
「乾燥気味で刺激に弱い」なら女性用、「皮脂や汗が多い」なら男性用、といったように使い分けると失敗しません。



スキンケア初心者の男性は、まず“優しい女性用洗顔料”から始めるのがおすすめ。
皮脂を落としすぎず、肌を守りながら清潔に保てます。
そして大切なのは、「何を使うか」より「どう使うか」。 泡で包むように洗い、ゴシゴシこすらず、しっかりすすぐ―― たったそれだけで、肌の調子は確実に変わります。
女性用の洗顔料を上手に取り入れれば、男性の肌も見違えるほど整います。 清潔感のある印象を作る第一歩、今日からはじめてみませんか?






